2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ソニー最高の働き方

ソニーショックから見事に再生した現在のソニー。トップから若手までキーパソンのインタビューを通じて、復活の鍵を探る。多彩な人材が自由に仕事を愉しむのが、創業以来の文化。驚くほどのハードワークだが、好きなことをやるので、不満は出てこない。社内…

顧客の数だけ見ればいい

著者は経営コンサル。過当競争に苦しむ中小の経営者に光明を与える。ここで顧客とは価値観が響きあうファン層のこと。一定の数を確保できれば経営は安定し、成長軌道に入る。極めて単純なのであるが、精神論の要素も強い。要は如何に繋がるかがキーになる。…

世界秩序が変わるとき

30年間世界を支配していた新資本主義が終焉を迎えようとしている。グローバル化、デジタル化により、世界が標準化、均衡化し安定するはずであったが、ウクライナ紛争でその理想は吹き飛び、米中を軸とする新冷戦に入る。米は地政学的に重要な日本をその陣営…

面白くない話事典

著者は自称「面白くない話収集家」。街角で聞き耳を立て、笑いを取ろうとして滑った話を書き留める。4つのパターンに分類し、一話ごとに解説を加える。若者のグループが中心。正直あまりなじめない。話は面白くないのは確か。まあこういう世界もあるという…

小泉今日子と岡崎京子

二人のキョウコを通じて現代女性史、フェミニズムの進化を語る。アイドルから脱皮し世代を超えたオピニオンリーダーとなったキョンキョンと漫画を通じて新しい女性像を描いた岡崎。結婚、良妻賢母型の女性の生き方から、新たな「女子」としての道筋を提示す…

日記の練習

盛岡在住。歌人であり小説家である作者の日々の日記。メモ書きの日々の記録と月ごとの作品としてのエッセイという構成は目新しい。鋭い感性と言葉の表現力には感心させられる。内容的には新婚である日常生活と創作の苦しみ、葛藤が良く伝わってくる。後半少…

ガチ存在価値

若者に向けて自らの存在価値を高める方法を指南。近道はなく与えられた仕事を着実にこなし信頼を勝ち得ていく。ステップアップする挑戦を失敗を恐れず取り組む。極めて常識的な王道。プロアナとして抜擢注目されながら、苦労した自らの経験がベースとなる。…

DD論

DDとはどっちもどっちの略。この世のすべての事象に完全な善悪は無く、それぞれの立場からみた事情がある。ウクライナ戦争から、ジャニーズ問題まで、可能な限り第三者的な立場から解説を加える。相変わらず論説は鋭く、思わず引き込まれる。週刊誌への連載…

8がけ社会

日本の近未来。人口減少と少子高齢化はさらに進み。2040年には現在の8割社会が現実のものとなる。人手不足は深刻、インフラは老朽化対策が追い付かない。地方では消滅する自治体も出てくるであろう。男中心社会の弊害が出た形だが、今更悔いても仕方がない…

楽園の真下

部隊は亜熱帯の島。週に一度の定期便。自殺者の連続で取材に入ったライターが遭遇するのは巨大化したカマキリ。動物学者の女性とタッグを組んで謎の解明にあたる。真犯人は寄生虫。人間にもカマキリにも体内に入り込み脳を支配する。各所に説明するが実物を…

武田の金、毛利の銀

歴史経済小説。信長が光秀に両家の鉱山調査を命じる。当然警備は厳重であるが、兵法家と元倭寇の仲間とやりとげるまでの展開。途中で武田側の普請奉行が同道することになる。これが後の大久保長安という設定。フィクションでありながらリアルさを醸し出すと…

原爆裁判

朝ドラのモデルとなった日本初の女性裁判官三淵嘉子。戦勝国アメリカを国際法違反と断じた原爆裁判を描くノンフィクション。前半は史実をたどる終戦直前の原爆投下は、戦後の覇権を欲したアメリカの思惑と根深い人種差別の結果。アメリカ軍部は放射線汚染の…

真慶安太平記

由比正雪の乱を題材とする歴史小説。主人公は保科正之。徳川秀忠の落胤でありながらなかなか認められず、高遠藩の養子として育つ。背景には幕府内の権力争い。二人の兄三代家光と忠長。暗躍する知恵伊豆こと松平定信。忠長と正雪を同一人物とする新設。無論…

オペレーション雷撃

軍事シュミレーション小説。台湾侵略を目指す中国軍が、ハイブリッド戦を仕掛ける。八重山の離島に上陸。電子戦と新兵器の電磁砲を設置。日米艦艇を寄せ付けない。対するは陸自の特殊部隊。設備を爆破し撃退に成功する。幾重にも仕込まれた事前の諜報戦。何…

日本経済本当はどうなっているのか

対談形式で日本経済の現状を解説。ラジオ番組が元ネタ。24年5月の初版なので、少し時定数はある。この時点で円安、株高は行き過ぎで、危険信号を発している。一方で日本の財政は、民間資本(家計)に比べて余裕があり、危機的ではないと指摘。家庭内麻雀の喩…

炒飯狙撃手

台湾製アクションミステリー。ローマで起こった狙撃事件とそれに次ぐスナイパー同士の戦い。一方台湾では事件を追うベテラン刑事の捜査が続く。裏では武器調達をめぐる疑獄事件と、軍部の奥底に救う闇の組織の暗躍がある。大物が孤児を養子にし、自らの軍団…

嫌われた監督

中日落合監督の8年間を番記者が描く。視点は配下の選手たちに代弁させる形。冷徹非情のイメージが強いが、独特の野球感で負けないチームを作り上げる。成績の割に人気が上がらず、最後は解任に近い形でシーズン中に退団発表。チームはそこから熱を帯び、連勝…