記憶屋

都市伝説の記憶屋。人の記憶を消してくれる謎の人物。主人公の大学生の周囲で被害者が相次ぎ、本人も知らぬ間に一部であるが記憶が飛ぶ。途中でやや見えるが、身近な人物が疑わしい。残念ながら予測は外れしてやられた感が残る。ホラーまではいかない良く出来たミステリー。

 

 

記憶屋 (角川ホラー文庫)

記憶屋 (角川ホラー文庫)

 

 

人質オペラ

フィクション。中東で日本人女性が人質になる。日本側の主役は女性官房長官。そのうち財務大臣の息子も人質になるとの続報。その後政局をにらんだ駆け引き。最後は米軍の爆撃を許容し、見捨てた形。だがどんでん返しはしっかり用意されていた。なかなか楽しめるエンタメ。

 

 

人質オペラ

人質オペラ

 

 

バルミューダ熱狂を生む反常識の哲学

次々にヒットを飛ばす家電メーカーバルミューダ。創業者社長である寺尾玄氏へのインタビューから。その経営、人生哲学を浮き彫りにする。かなりのカリスマで社員は信奉者がほとんど。その生き方の根本は非常にまっすぐで熱い。参考にしたい点多数。好著である。

-常識を知りつつそれを破る。

-人生の方針は燃え尽きること。

-人類最大の発明は言葉

-プレゼンの要点は最初の15秒でイメージを持たせること。少し想像してみて下さい。

-自分探しでなく自分試し。自らの限界を知ること。

 

バルミューダ 熱狂を生む反常識の哲学

バルミューダ 熱狂を生む反常識の哲学

 

 

 

0才から100才の広告コピー

タイトル通り人生のそれぞれに年齢にフィットするコピーを紹介。よくできた構成だが、出典にはやや偏りがある。前半は育児、恋愛系、後半は葬祭系が多いのは致し方ない。汐留の本屋で見かけて存在を知った。これも地域性。

 

 

ずっと読みたい0才から100才の広告コピー(ライツ社)

ずっと読みたい0才から100才の広告コピー(ライツ社)

 

 

言い訳

著者はナイツのボケ担当。M-1では準優勝にとどまるが、今や東の大関クラスに君臨。現在の東西の漫才界を俯瞰する。M-1自体が吉本主催で大阪のしゃべくり漫才が王道。スタートが不利だが幾多の才能が挑み、スターダムにのし上がる。笑いの内情と推移がよくわかる好著。紹介されたパフォーマンスはチェックしたいところ。

 

 

 

お金2.0

2.0とは既存1.0に対して新しい世界観を象徴する。著者が予測するのは価値主義。ネット上での評価がお金に取って変わる社会。確かに若い世代にとって金の持つ価値自体が低減していることは理解できる。前半の導入部はやや退屈だが、後半に刺激的で説得力のある主張が見えた。

 

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 

 

 

 

 

82年生まれキムジョン

韓国のフェミニズム小説。82年生まれの主人公は男尊女卑の社会の中で、生まれ成長し、結婚、出産する。親世代とは急速に改善方向にあるものの、社会の反感も根深い。最後は精神に異常をきたす。女性同士は互いに名字を知らないことも多いとのこと。本作ではそれをあえて逆転させ、男性に名前を与えていない。主張は強烈。社会的な波紋を呼んだのは当然。興味深く読んだ。

 

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)