大世界史

大物二人の対談。テーマは歴史から学ぶ。中東、トルコ、中国に頁を割く。意外と記述は重いが、ところどころ面白いネタがある。トランプは共和党の候補になるが、まさか大統領になるとは予測していないところは笑える。2015年の出版。歴史ものだけに古さは感じない。

 

-混乱要因はカタールとスーダン

-ペルシャ帝国のイランとオスマン帝国のトルコ

-トルコの近代化は軍によって推し進められた。

-現代の紛争地はオスマン帝国の周辺部。寛容政策で締め付けなかった。

-有能は人間は宦官にする。子孫を残さず、世襲させない。

-西側はギリシャに産業を作らず。労働者の組織化を防ぐ。

 

 

 

西洋の敗北と日本の選択

文藝春秋への連載コラム。最新刊を先に読んでいるので内容は重複している。アメリカはウクライナ、イランともに負け戦。エンジニアと生産能力で劣る。最後の頼みは基軸通貨のドルだが、いつまで維持できるか。日本は巻き込まれないためにも独自の核武装が必要。新たな視点を示すが、英語版は出ていないそう。不都合な真実というところか。

 

-イランは民主主義国の一員となりうる。

-BRICSの軍事はロシア、経済は中国

 

 

 

機長からのアナウンス

航空エッセイ。長年ANAでパイロットを務めた著者が、業界内のあれこれをユーモアを交えて紹介。文庫化が20年以上前だがあまり古さは感じない。巧みな文章のおかげだろう。本作および続編はベストセラーになったとのこと。著者はすでに亡い。乳頭旅行へ予備として持参。帰京後一気に読んだ。

 

 

 

 

 

池上彰のマネーはどうなる

文藝春秋連載のコラムを新書化。トランプのアメリカ、習近平の中国にページを割く。中国関係の記述は古いものは2014年。基本的な構造は変わっていないことに驚く。独裁政治二人の言動に今後も世界は振り回されることになるだろう。巻末の斎藤ジンとの対談が異彩を放つ。ジャイアンアメリカのスネ夫として利を取るべきとする。岸田政権を高く評価。

 

-トランプは平和協議会の議長に就任。任期は無期限。

 

 

 

月曜日の抹茶カフェ

連作小説。12作が各月に対応。ちょっとした出来事で、人の温かさ、繋がりの大切さを奏でる。睦月に出会った男女が、師走に結ばれるハッピーエンド。実はシリーズ2作目とのこと。安心して読めるメルヘンチックで特に女性には人気が出そうな感じ。

 

 

 

コンクールシェフ

経験10年未満の若手シェフが腕を競うTV番組。かっての料理の鉄人がモデル。著者は番組制作に絡んでいたそう。ジャンルを超え、それぞれの事情を抱えながら、45分の本番に挑む。結果はまあ予定調和だが、料理の完成度よりも、いかに感動を与えるかがポイント。思わず引き込まれる叙述はさすがのエンタメ小説。

 

 

 

ジェイソン流お金の増やし方

著者の資産運用術を公開。シンプルで米国株ETFへの積み立て投資。年利6-7%の運用実績。個別株には手を出さない。極めて保守的な運用。資金は倹約により準備する。本人は理系エリートで、IT企業の役員も務める。明快で理知的な一冊。あっという間に読破。