2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ウォ-ルストリートジャーナル誌の記者によるGE取材がベース。米国の栄光を誇る巨大企業の崩壊への道筋。ウエルチ、イメルト2代のCEOの時代。トップダウンの経営には限界があり、巨大コングロマリットはのたうち回る。GEキャピタルはその信用から金…
コロナ禍の航空業界。ANAは旅客数の激減により、2期連続の赤字に陥る。考えうる対策は全て実行するが、拡大路線の反動もあり、自己資本比率等財務指標はかなり、悪化する結果となった。本書はトップから現場までを取材し報告する経済ドキュメント。一番…
日本や、世界の水道網は老朽化により、更新の時期を迎えている。著者はAIベンチャーを立ち上げ、シュミレーション技術によりその最適化を図る。コスト圧縮と同時にビックデータの活用により、AIはさらに進化する。シビックプライドを持った公務員をサポート…
フィクション。舞台は著者の生まれ故郷の奄美大島。大型クルーズ船の寄港計画を巡り、島をニ分する騒ぎとなる。推進、反対の両派に加え中国系の関与を疑う公安も入り複雑な抗争。途中で目的が変わり大規模な難民受け入れを目的としていることが判明。主人公…
パックン流投資の指南書。結論から言えばS&P500のINDEX長期投資を推奨。パッシブインカム(投資収入)がアクティブインカム(労働所得)を上回ることが理想。人生に余裕が出る。随所にユーモアをちりばめ初心者向けに平易に解説。著者は子供のころは母子貧困…
早逝した著者の主張をまとめたメッセージブック。大学生を代表とする若者を煽る。思考と交渉を武器にパラダイムシフトを目指す。前半はベンチャー起業の実際を出口戦略を含めて解説。後半はそのバックボーンとなる思想。理論より行動を重視する。実践家らし…
1997年に東大で行われた伝説の講義。本書はその後半をまとめる。主役はカソリックの司教でありながら、古生物学者のテイヤール、ド、シャルダンの著作を紐解く。人間や地球の進化。そして未来を予測する。個体ではなく人類全体が精神圏を形成し進化して…
タイトル通りのガイド本。画家ごとに代表作とそれが観られる美術館を紹介。日本の美術館数、収蔵点数は世界に誇るものがある。また印象派に代表される日本人好みの名画が多いことも特徴。個人的にはかなり観ているつもりだが、まだ未踏の地もある。画像はカ…
日本の難民、移民政策という重いテーマに正面から向き合った渾身のノンフィクション。難民条約に加入しながら、その受け入れ数は先進国の中で圧倒的に少なく国際的な非難を浴びている。さらに悪名高い「入管」問題。劣悪な環境で長期拘束し、身体、精神を病…
スウェーデン人の少年は、幼い頃から日本が大好きで、独学で日本語を学ぶ。高校の時にホームスティ。その後渡航。庭師に弟子入り、やがて帰化。現在はタレント、俳優としても活躍する。日本の歴史、文化に造詣が深く、現代の日本人よりもはるかに日本人らし…
ITの最先端を行く著者が予測する近未来。サブタイトルにあるようにWeb.3、メタバース、NFTがキーとなる。中でもWebはそのアーキテクチャーが大きく変わり、誰もが参加できる社会を導く。カギとなるのはDAO。企業や政府も参加型に変えていく可能性が高い。日…
橋商学部のゼミによる研究。テーマは消費者行動学。各地のイベントに出かけ、参加者や関係者にインタビューを繰り返すことで、その深層心理を明らかにする。結論的にはそれぞれ参加者のインサイトを掴んでいることが発展の原因。渋谷のバカ騒ぎが注目される…
鉄道、国鉄職員による文学。千葉を舞台に様々な職場を短編で描く。強調されるのは運行に関する責任感の強さ。それぞれの立場で対立するのはやむを得ない。鉄道ファンとしては理解しやすい。著者は長年国鉄で勤務した叩き上げ。「国鉄文学」なる存在は初めて…
定年後のグランドプランを推奨。年金に加えて10万程度の収入は必要。ここは心配しないが、どうやって生き甲斐をさがしていくかが課題。キーワードとなるキャリア自律のためには、willと canの面積を広げて行くことが必要。入口や情報は多数あるようなので、…
連作集。舞台は房総半島金谷港。フェリーの発着場を中心にさまざまな人間関係を描く。キーとなるのは桜を植え続ける謎のサクラさん。彼自身の物語も終盤に織り込まれる。ステレオタイプと言えばそれまでだが、人情味溢れ、安心して読めるほのぼの癒し系。休…