2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鋼のメンタル

著者のメンタル論。空気を読みすぎる日本人を批判。一度の人生周囲を気にせず思い切って生きることを推奨する。逆に50歳までに勝負がつくとし、人生は思っているより短いことを強調。完全に成功者の理論であるが、内容はいたってまとも。少し物足りない感…

本土の人間は知らないが沖縄の人はみんな知っていること

副題は米軍基地観光ガイドだが、本題は日米安保体制への痛烈な批判となっている。沖縄の痛みは小指の痛みに喩えられ日本全体を腐らせる。エリート官僚はこの支配体制を巧みに隠し、国民や政治家をも欺いて来た。憲法を改正して米軍を撤退させてフィリピンを…

総選挙ホテル

社会学者がファンドから経営が悪化する中堅ホテルの社長に指名される。導入したのが総選挙。表面的なリストラでなく相互評価による適材適所。やがて本来のサービス精神を取り戻した現場の力によりホテルは再生する。もちろん出来すぎではあるが、楽しいお仕…

ドナビボラの爪

信長と帰蝶の物語。醜い面相であった帰蝶は父道三に武将として育てられるが、政略結婚で結ばれた信長と波長が合い幸せな夫婦となる。不幸は子供が出来なかったこと。ようやく得た子宝は信勝との不義を疑われ身重のまま信長に蹴り殺される最悪の最期となった…

バンダイナムコが大切にしているたった1つの考え方

著書は現会長。ナムコの出身。文系出身のアウトロー的存在だったがゲームセンターで長年愛されている「ワニワニパニック」を発案する。少数派を否定せず、周囲を巻き込んで製品化していく熱意を重んじる。社訓は「元気よく暴走せよ」。合併会社にありがちな…

スマホが神になる

衝撃的なタイトルだが、全世界で宗教の信者数が減少している事実を解説。都会での孤独を癒す役割はスマホにとって代わられようとしている。情報源としては言うまでもない。イスラム教はその競技からスマホの機能と親和性が良いとしている。いずれにせよ現代…

新怖い絵

好評のシリーズの最新作。20作品を紹介。美術的価値よりエピソードに重点を置く。それぞれ適当な長さの文章になっており、極めて読みやすい。図番もきれいで大きい。楽しく読ませて頂きました。印象深いのはシャガールのバイオリン弾き。新 怖い絵作者: 中…

空港は誰が動かしているのか

巨額の投資に苦しみ、政府の重荷となった関西空港。著者は国交省の高級官僚として、運営権の売却(コンセッション)を主導する。官と民の考え方の違い、多数の関係者のしがらみを調整の上、5年半の歳月をかけて目的を達成する。本社は当事者としてその詳細…

岡本太郎の仕事論

岡本太郎本人の著作からその生き方と芸術性を確認する。戦前のパリに留学しながら、日本人の職業画家とは群れず、また認められた前衛画家達とのネットワークも利用しない。軍隊での鉄拳制裁も、言動への厳しい世評も甘んじて受けてきた。すべては自ら信じる…

兆しをとらえる

著者はTV東京のチーフプロデューサー。経済ドキュメント「ガイアの夜明け」を創世記から育てる。低視聴率で出発したが、評価が上がり14年を越える長寿番組に。時代の変化に即した材料探しと切り口が身上。営業マンからスタートした著者の経歴も興味深い。…

ニュースで学べない日本経済

最新の講義録。従来の主張をベースに複雑化する国際情勢に取り残されつつある低欲望社会である日本の取るべき進路を語る。時代遅れの経済理論をベースとするアベノミクスは破たんしており先がない。中国経済も停滞。唯一の救いは新興国とITワールド。インバ…

独裁力

著者は困難と思われたバスケットボールリーグの統一を果たし、日本のオリンピック参加に道を開く。時間のあったJリーグと異なり、批判を覚悟でトップダウンを断行。信じる道、理念のための独裁は善とする。座右の銘は「不易流行」と「胆識」。80歳を迎えな…

ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社

著者はブラック企業の広告代理店から独立、化粧品の通販会社を立ち上げ急成長。タイトル通り働く女性にとって最高の職場を提供してきた。実質はかなりのワンマン経営で社員の気持ちは離れて行き危機に直面する。初心に帰り「挑戦」を理念に掲げ、全社一体と…

吉田基準

著者は創業80年を迎えるカバンメーカーの2代目。あくまで日本製で高品質を追求する創業者の遺志を忠実に守る。変革するべきところは大胆で、デザインはつねに最新のものを採用。異業種とのコラボも積極的。先代からだが社内に企画部門を置き、材料、製造…

泣くのはいやだ笑っちゃおう

著者はNHKで伝説となった番組のディレクター。当時の制作秘話を記録として残す。新進気鋭の脚本家であった井上ひさし、山元護久両氏とのタッグで革新的な人形劇となった。子供向け番組でありながら、家父長的な教育制度への批判も折り込み、哲学の明確な構成…

ホセムヒカ日本人へ贈る言葉

世界一貧乏な大統領として有名になったムヒカの言葉を再編。来日時のスピーチや著書から紹介する。日本は物質的に豊かになったが、欧米を追うあまり本来の美徳を忘れてないかと疑問を呈する。政治家というより理想を追う思想家。若い時代に反政府ゲリラとし…

吹部

タイトルはすいぶと読ませる。都立高校の吹奏楽部が舞台。廃部寸前の部活に、特異なキャラの教師が顧問に赴任し、全国コンクールを目指すまでになる。軽めの青春ものであるが、最後は予定調和で結構感動してしまった。盛りだくさんの設定がすべてハッピーエ…