サピエンスの未来

1997年に東大で行われた伝説の講義。本書はその後半をまとめる。主役はカソリックの司教でありながら、古生物学者のテイヤール、ド、シャルダンの著作を紐解く。人間や地球の進化。そして未来を予測する。個体ではなく人類全体が精神圏を形成し進化していく。当然ながら神学や哲学の領域にも踏み込む。まさに著者が尊敬するであろう知の巨人。内容は結構難解だが、硬軟織り交ぜ飽きさせず引き込まれていく。意外と早く読破できた実感。アルコールの力も借りたが。

 

-空時計尺ガリバー

-進化を司る神がオメガ点。人類はそこへ収斂していく。