人はどう老いるのか

著者は作家であり医師である。ディケアセンターで多くの老人たちの症例に接する。前半はエピソードの羅列。中盤から現在の医療の限界を明示。誰もが避けられない老いと死への準備を説く。結論は全てを泰然と受け入れること。これには全く同意する。良くここまで踏み込んで書けたなと正直有難く思う。勇気をもらえた読者は多いのではないか。

 

-認知症は今しか見えない。心配が消える自然の恵。

-がんになったら標準治療を受ける

-人生で得たものが多い人ほど、失うつらさが大きい