2024-04-22 人はどう老いるのか 書評 社会 生活 著者は作家であり医師である。ディケアセンターで多くの老人たちの症例に接する。前半はエピソードの羅列。中盤から現在の医療の限界を明示。誰もが避けられない老いと死への準備を説く。結論は全てを泰然と受け入れること。これには全く同意する。良くここまで踏み込んで書けたなと正直有難く思う。勇気をもらえた読者は多いのではないか。 -認知症は今しか見えない。心配が消える自然の恵。 -がんになったら標準治療を受ける -人生で得たものが多い人ほど、失うつらさが大きい 人はどう老いるのか (講談社現代新書) 作者:久坂部羊 講談社 Amazon