旅立ちの日に

連作集。舞台は房総半島金谷港。フェリーの発着場を中心にさまざまな人間関係を描く。キーとなるのは桜を植え続ける謎のサクラさん。彼自身の物語も終盤に織り込まれる。ステレオタイプと言えばそれまでだが、人情味溢れ、安心して読めるほのぼの癒し系。休み中には良いチョイスかな。