グルメ

一人飲みで生きていく

居酒屋での一人飲みに挑む体験記。男でも一見客は敷居が高いのに女性ではなおさら。記者としてアグレッシブな著者でさえ何度も躊躇する。自分を無にして心を開けば新たな世界が展開する。肩書や経済力ではなく人間力の世界。まず店側と、さらに他の客とコミ…

シュウマイの本

餃子におされ今一つメジャーになれないシュウマイ愛好家の著者が、その歴史と現在の展開を記述する。中華料理の点心が始まりで、街中華に広まり、冷凍食品により家庭に浸透した。世代分類では現在は第七代。各代個性を発揮し現存だが、コロナの影響もあり、…

教養としてのワイン

入門書。産地やブドウ種から、楽しみ方まで基本を解説する。著者は長年オークションに携わっただけに超高級ワインが紹介され残念ながら入手できない。歴史上の有名なエピソードも散りばめて読み易い構成になっている。既知の内容が多いが知らない項目もあり…

コスパ飯

食に関する楽しいエッセイ。著者はかなりの食通であるだけでなく、自ら厨房で腕を振るい、外食で食べた美味しいレシピを再現する。決して材料に凝るわけでなく、簡単に入手できるモノにこだわる。弁当や甘物など食べ歩き自己ベストを探すあたりが面白い。出…

男と女のワイン術2杯目

続編。家飲みをテーマにスーパ−での購入術を伝授。内容的にはフランスワインをセンターに据え、地域、ぶどう種の差異を解説する前作と同様の内容。初心者にはわかりやすい構成となっている。緯度が下がるほど温暖な気候で果実味の豊かなワインとなるとのこと…

ソウルフードを食べに行く

日本全国のB級グルメを食べ歩くガイド本。帯広の豚丼から沖縄そばまで、旨そうな店が写真入りで紹介。食べたいものが目白押し。手元に置きたい一冊。日本全国 ソウルフードを食べにいく (文春文庫 い 96-1)作者: 飯窪敏彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: …

男と女のワイン術

共著の形を取るが、大半はワインビストロ「たるたる」のオーナーシェフである伊藤氏の著作。ワイン選びの基本をわかりやすく解説。白はマコンのシャブリを、赤はボルドーのメルローを基準に据え、そこからの差分で選択幅を広げていく。実践的な手法である。…

純米酒

著者は元財務官僚。技師として長年造酒屋の指導にあたる。戦後の三倍醸造の不幸な時期に歪められた日本酒産業を憂い、本来の純米酒での再生を訴える。平易に書いていると本人は言うモノの、技術論は専門用語が氾濫し素人には難解。原料の米、水の大事さと発…

イベリコ豚を買いに

食肉流通には素人の著者が、本物のイベリコ豚の味に魅せられ、スペインから輸入新製品であるスモークハムを開発、販売するまでのルポ。これまでのネットワークを活かし、有名シェフの慣習で本来生ハムになる部位をスモークする。生ハムは塩漬けの乾燥のみで…

黄金の丘で君と転げまわりたいのだ

三浦しをんがその飲み仲間と丁稚役になり、岡元先生の元に弟子入りする。毎回ワインを楽しみながら基礎から学習していくスタイル。知識先行でなく実践優先。賑やかでコミカルな集まりが続く。傾向として自然派ワインが好まれているようだが、その選択はショ…

唐人巻

長崎中華街 福建謹製 これまでで一番旨かった。 通販は下記http://www.e-nagasaki.com