ホテルローヤル

釧路郊外の鄙びたラブホテルが舞台。心中事件で廃業し廃墟に。時間を遡る構成で、創業までを連作形式で描く。どの章でも男女のなりわいが描かれる。愚かでありながら憎めない登場人物たち。欲望に素直でそれは物悲しい人間の本質に迫るもの。直木賞受賞は頷ける。大晦日に一気に読破。

 

 

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