明治から戦前にかけての絵葉書を紹介し、世相や歴史を振り返る。建築物が多いが、戦争や震災など事件を扱ったものも多い。ある意味ひとつの有力なメディアだったのあろう。著者のコレクションから紹介。図像も鮮明でなかなか愉しい。ほかにも世界にはすごいコレクターがいるそうだ。
明治から戦前にかけての絵葉書を紹介し、世相や歴史を振り返る。建築物が多いが、戦争や震災など事件を扱ったものも多い。ある意味ひとつの有力なメディアだったのあろう。著者のコレクションから紹介。図像も鮮明でなかなか愉しい。ほかにも世界にはすごいコレクターがいるそうだ。
日本美術への誘い。美術館のガラスケースの中ではなく、デジタル再生した制作当時のもとの姿を鑑賞する「賞道」を提唱。鑑賞にルールは無く個人の見立てが重要。知識に惑わされない姿勢。絵巻物はアニメーションの原点であると強調。各編の導入にはマンガを入れるなど初心者への配慮もあり短時間で読破。
-日本美術は広く言えば道具
生産性が低い批判される日本のサラリーマン。AI時代の失業、キャリアパス問題視されるが、著者はこれまでの人事コンサルの経験から、従来の人事システムは一定の効果があると評価する。新人時代から複数の職種を経験し、無形の能力資産または普通の感覚を獲得している。特にラインの課長は組織管理のプロであると賞賛。安易に転職、起業するのでなく自らの価値を十分吟味し、キャリアデザイン考慮すべきと力説。データ、他書籍の引用も多く、読みやすいが今一つロジックがしっくりこない読後感。
-職業選択は自由、恐怖、欲望のプロット
-安定と従属(会社)か変動と独立(個人)
-日本人には地味に頑張れる能力がある
TSMCの創業からファウンダリーとしての成功、今後の課題を描くビジネスルポ。最初は欧米から技術を導入し、天、地、人の利を活かして発展。創業者モリスの存在が大きい。TIに長く勤め、政府の要請で起業する。当初はフィリップスが出資。成長した時点で売却。競争力の源泉は高い歩留まり。これはPC生産等で蓄積した工場の現場力。利益を巨大投資に廻し、研究開発も怠らない。圧倒的で優秀な技術者の集団。著者は台湾紙の記者。基本はTSMC礼賛だが台湾側の視点は新鮮。引用多数。
-今後はEVとスマートロボ需要
-CEOは企業と外界とつなぐ重要なパイプ
-制度は米国式だがリーダーシップは台湾式(管理ではなくリーダーシップ)
-両手戦略(技術力とコスト競争力)
-営業にはビックデータとAIをすでに活用
中国との関係
-護国神山 TSMCの存在が台湾の防衛を国際社会に訴える
-同文同種 使用する文字も人種も同じ
将来の課題
-水と電気
-世代交代