空港は誰が動かしているのか

巨額の投資に苦しみ、政府の重荷となった関西空港。著者は国交省の高級官僚として、運営権の売却(コンセッション)を主導する。官と民の考え方の違い、多数の関係者のしがらみを調整の上、5年半の歳月をかけて目的を達成する。本社は当事者としてその詳細を記録。正直細かい手法は良く理解できないが、大きな方向性は理解できた。40年以上の長期契約は海外では前例多数とのこと。今後のモデルケースとなりうる。