令和を生きる

二大ジャーナリストの対談で、平成30年を振り返る。どちらかというと池上氏が聞き役と解説。見た目平和な時代だったが、政治の劣化、災害対応、さらにバブルの後遺症で日本は二流国に転落してしまった。ネット社会は右傾化しやすく、反動勢力の台頭に警鐘を鳴らす。産経新聞の影響が大きい。天皇制は最後の拠り所として評価。日本社会の長所を生かし、新たな時代を迎えたいとの想いはよく伝わる。随所で掘り下げが深く期待通りの一冊。

-世の中は地獄の上の花見かな