歴史と戦争

著者の80冊以上の著作から厳選された珠言集。明治維新から戦後まで日本の近代史を網羅する。共通するのは責任をあいまいにし、反省しない日本人と組織。一億火の玉が総懺悔になっても実質何も変わらない。自身は小市民として育つが、東京大空襲で死線をさまよう。すべての事象に対して絶対はなく信じない。現代日本にも危うさを感じている。警鐘を発し続けることが自らの責務。オリジナルではないが内容の濃い一冊。

歴史と戦争 (幻冬舎新書)

歴史と戦争 (幻冬舎新書)