撤退戦の研究

共著。半対談の形を取り、第二次大戦での日本の軍部、政治の失敗を研究。半藤氏が歴史的側面を江坂氏が経営的視点から分析を行う。過去にもかなり研究され、私自身も知っている事実が大半だが、新たな視点も明らかにされる。日本は人口減少と金融ビックバンにより疲弊しており、2030年の転換点で回帰できるかが勝負。目指すは美しい成熟。リーダー論としても示唆に富む一冊に仕上がっている。

  • 戦争には仮借無き徹底性が必要。アングロサクソンはとことんやる。
  • 現場はBattle。経営はWar。
  • 円安、円高はない。あるのは基軸通貨であるドル安、ドル高。
  • リーダーは実力があっての人柄。逆では無い。
  • リーダーは焦点の場に位置せよ。
  • 偏差値エリートの3代目が国を滅ぼす。
  • 冷戦体制が終焉し、アメリカの軍事力が工業力になった。