格差の起源

世界史を大きく俯瞰し、人類の発展(第1部)と格差(第2部)の起源を探る。成長の最大要因は産業革命と人口転換。機械化により人間は単純労働から解放され、量から質への転換が起こり、「マルサスのくびき」から解放された。格差は地形の問題と、出アフリカからの距離による多様性が原因。多様性のある社会が革新を生み出し、またそれを受け入れたとする。論理は明快で結論もはっきり示される。これまでにない歴史的視点に気づかせてこれる。

 

-プロテスタントの聖書回帰により教育、出版が普及。経済成長の基盤となった。

-ヨーロッパは多国が存在し、互いに競うことで発展を促進。中央集権の中国は大帝国ゆえに対応が遅れた。