きみのお金は誰のため

若者向けに経済、社会の基本を解説する。貨幣は重要なアイテムであるが、ツールに過ぎずそれを目的としてはいけない。人生の目的は働くことによって社会に、未来に貢献すること。若い女性と中学生が偶然の雨によって著名投資家の講義を受けるという筋立て。最後にサプライズも用意されており、読み物としても十分成立する。清々しい読後感。連休初日に一気に読破。

 

-お金は移動しているだけで全体の量は変わらない。地球上の水に同じ。

-問題が存在しても悪者はいない。社会のせいにしても、自分がその構成員である。