2020-07-21 スパイの妻 書評 歴史 海外 軍事 舞台は戦前の神戸。貿易商を営む正義感の強い夫とその美しい妻。商用で訪れた満州で知った細菌部隊の非人間性に憤慨した夫は、その事実を米国に知らせようとする。結果として妻を囮に利用した形。それも彼女を安全圏に残す彼なりの愛情。ジェトコースターノベルで一気に読ませる。エンタメとしては十分なレベル。 スパイの妻 (講談社文庫) 作者:行成 薫 発売日: 2020/05/15 メディア: 文庫