2020-07-23 地名崩壊 書評 旅行 社会 歴史 平成の大合併により失われた歴史ある地名。影響は市町村名から町名までに及ぶ。地名の変更は時代を映す妙薬のように処方されてきた。地図マニアである著者はその名を惜しみ、復活を期待する。懐古趣味だけでは実利を伴わないので容易ではない。博識ぶりは披露されるが、網羅的で読みにくい。もう少し論点を絞って欲しいところ。期待が高かっただけに、辛めのC評価。 地名崩壊 (角川新書) 作者:今尾 恵介 発売日: 2019/11/09 メディア: 新書