2008-08-14 お龍 書評 坂本龍馬の奔走をハチンキな妻お龍の視点から描く。よく知られた史実よりと共に龍馬の没後の恵まれない後生が主題。勝ち気な性格が災いして坂本家や海援隊からは邪険にされるが、唯一の理解者である呉服屋の主人には妾としてではあるが、愛されたことは精神的な救い。龍馬暗殺の黒幕は陸奥宗光であると言い切る。作者特有の無駄を切り捨て焦点をしぼりスピード感のある展開は健在。お龍作者: 植松三十里出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2008/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る