日本再生のためのプランB

現在日本が進めるITを中心とした産業の高度化(プランA)はすでに頓挫しており、将来もないと結論。それに代わるものとしてプランBを提案する。具体的には予防医療を中心とする地方のサービス産業化による構造の転換。高齢化によりすでに医療従事者への需要は高い。特に地方への分散を図ることでコストの低減、富の再分布が期待される。もう一方の大きな柱が東アジア経済圏の確立。韓国、台湾と連携しアメリカ一辺倒の外交から脱却。価値観を同じとするが歴史を乗り越えられるかが鍵。著者は医療経済学者。アメリカで長期にわたり活躍し、その本音を知るだけに主張には重みがある。刺激的な提言。