春に散る

ボクシング小説。かってとあるジムの四天王と呼ばれたボクサーが、老年になり再集合。「チャンプの家」と名付けたシェアハウスで集合生活をしながら、有望な若手ボクサーを育てる。それぞれの必殺パンチを伝授し、最後は夢の世界チャンピオンを獲得する。引退後はそれぞれ決して幸福でない人生を送っており、それが次第に明らかにされていく。見事な構成だが、上下2冊の長編。盆休みに読破。