ウクライナ戦争は世界をどう変えたか

タイトル通りの時事評論。海外情報を網羅し多面的に状況を分析する。この戦争は第二次大戦の東部戦線の延長線上にあると指摘。ロシアから見れば、ナチスから欧州を解放したのは自分たちであり、西側がNATO拡大により領土を拡大してくるのは裏切り行為としか思えない。国民性として政変ごとに騒乱を経験しており、たとえ独裁でも秩序を好む。同じ年代の独裁者である習近平は名を残すために台湾進攻を企てており、時期はともかく必ず起こるものと想定。経済規模から言っても世界への影響は大きくなる。日本は法制、軍備とも準備が必要。現実に即した論評で多面的視野を与えてくれた。期待以上の内容。