論評集。日本、海外の政治経済の動向を、圧倒的な情報量で論理的に分析。将来を予想する。冒頭に世界と伍するにはロジカルであるべしと明言するだけに、内容は論理的で明快。歯に衣をきせぬ物言いは健在というかより鋭くなった感じ。ケインズ経済学はボーダーレス社会ではすでに時代遅れで、アベノミクスには悲観的。安保法案はアメリカに追随するだけで、戦争のコスト負担を強要される可能性がある。日本外交は過去の密約に縛られており、事情を知らぬ民主党政権でおかしくなった。リスクはアメリカの一人勝ちで資金があまること。リーマンショックの再来。中国の崩壊。
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/11/13
- メディア: 単行本
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