サバカン

時代は昭和、舞台は長崎。著者がモデルの小学生男子が主人公。貧しい友達との冒険と別れ、純情な体躯教師の恋愛、弟の手術と連作3部の構成。今から思えば野卑だが、大らかで素朴な時代。人と人とがしっかり繋がっているのが実感できる。著者はお笑い芸人から構成作家へ。本作を映画化するとのこと。