裏道を行け

キーワードはHACKハック。社会のバグを利用する賢者の手法として肯定的にとらえる。恋愛、投資金融から自己改革に至るまで驚きの事例が紹介される。コロナ化を契機に従来の組織はその存在意義を失い、個人生活がクローズアップされる。若者が目指すのは富ではなく、SNS上の評価。AIの進化がこれを後押しする。無理ゲー社会に対する解決編の位置づけだが、著者にしては歯切れの悪さを感じた。