2022-06-05 裏道を行け 書評 社会 経済 生活 キーワードはHACKハック。社会のバグを利用する賢者の手法として肯定的にとらえる。恋愛、投資金融から自己改革に至るまで驚きの事例が紹介される。コロナ化を契機に従来の組織はその存在意義を失い、個人生活がクローズアップされる。若者が目指すのは富ではなく、SNS上の評価。AIの進化がこれを後押しする。無理ゲー社会に対する解決編の位置づけだが、著者にしては歯切れの悪さを感じた。 裏道を行け ディストピア世界をHACKする (講談社現代新書) 作者:橘玲 講談社 Amazon