ビッグデータの時代を迎え、ますます需要が高まるデータ解析。企業サイドでの運用方法について第一人者である著者が解説。繰り返し強調されるのは、数学やIT力でなくインプットとアウトプット。すなわち目的の明確化と結果の解説力。企業人らしくいかに成果を経営に反映させるかに腐心する。要は社内外でのコミュニケーション力が重要。データの取り扱いや仮説モデリングなどは理系から見ればむしろ当たり前の話で、意外と目新しさはない。著者は大阪ガス勤務。米国留学経験有り。
- KKD: 勘と経験と度胸=現場の力
- マーケテイングはデータ分析が優位だが、オペレーション系はKKDの壁を越えられない。
- データ分析の意志決定への応用は「所詮」と「されど」
- 社会科学では絶対的な分析モデルはない。
- 作者: 河本薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/18
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (13件) を見る