一俗六仙

エッセイ集。前半は経営者として日立のV字回復に挑んだ時代を振り返る。ラストマンとしての心構え。後半は引退後の生活。タイトルは週七日のうち、1日を俗社会に繋がり、残り6日は趣味に生きるとする意味。なかなか多忙で充実されており、俗の比率が高いようにも感じる。圧倒されるのが読書量。技術屋でありながら和洋の古典からと幅広い。経営者としてのバックバーンにもなっている。新しい知識の吸収にも貪欲。将来を悲観せず未来を築いていく気概は見習いたい。

 

-経営は理知の世界と情緒の世界のぶつかりあい。

-たいていの改革はスピード感があればなんとかなる。走って考える。

-人材教育に2割の時間を

-60歳は陽は中天にあり