デジタル化する新興国

急速に拡大するIT社会の現状を解析。対象となる新興国には中国、インドがメインとなる。20世紀の工業化の進展となぞらえ、類似点、相違点を整理。スピード感と末端までの変容度はおおきくなるだろう。デジタルによる社会変革は新興国の可能性と脆弱性の両面を拡大する。デジタル新興国は社会実装の実験場(R&DD)となる。5Gへ向けてインフラは中国、プラットフォーマーアメリカが牛耳る。日本は埋没感があり、立ち位置が難しい。著者は中国を専門とする社会経済学者。内容的には学術論文に近く硬い。