地政学、地経学の観点から急速に変化する国際情勢を予想する。内向きなトランプ政権。拡大志向の中国、ロシアに挟まれ日本は周辺国への陥落が懸念される。取るべき方策はアメリカ発の民主主義、国際協調主義を堅持しつつ、中国主導のアジア発展に寄り添う。SNSを中心とする怒りの発露を収める人的交流がキーとなる。著者は共同通信のジャーナリスト。新たな視点があり興味深い一冊。
- ロシアは米国の1/8、中国の1/4の経済力
- 地政学国家であるロシア、中国は強権国家であり空白地域への進出を狙う。
- 自分の好む報道しか受け付けないフィルターバブル
- 欧米の民主主義と市場経済は中東では浸透せず、イスラムが価値を高める。
- 南から北への移民の地政学
- 作者: 杉田弘毅
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/11/24
- メディア: 単行本
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