フランス革命前後、サロンを主宰したスタール夫人の伝記。圧倒的な知識とネットワークで政治力を持つ。激動の時代で中庸を目指すがフランスでは難しい。ナポレオンから嫌われ国外追放となる。作家としても名を馳せ、大作を残す。時代に埋もれていたが近年再評価が進む。本書は一般向きに書かれているが、学術書の雰囲気十分。ページ数の割には読破に時間を要した。
政治に口出しする女はお嫌いですか?: スタール夫人の言論vs.ナポレオンの独裁 (けいそうブックス)
- 作者: 工藤庸子
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2018/12/26
- メディア: 単行本
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