日本の選択

消費税、原発、教育と日本政治が直面する10の問題につきやさしく解説。特に外交面では一般には知られていない意外な観点を提示する。ジャーナリストらしくニュートラルの立場を取るが、立ち位置はリベラルで共感しやすい。問題の中に教育を2つ織り込んでいるのは日本の将来に対する先行投資の意味合い。衆院選挙前に書かれているが民主党の踏み込んだ政策には一定の評価。高齢者や農民が基盤の自民党政権による揺り戻しを心配する。熱しやすく冷めやすい日本人心理を批判。常に問題意識を持った選択と行動を促す。

具体的に示される情報

  • 消費増税による負担は4人家族で33万円。1ヶ月分の収入が消える。
  • オスプレイ配備は対中抑止力を示威するため。
  • ロシア大統領は歯舞、色丹を訪問していない。いずれ日本に返還する意志の現れ。
  • 政権交代により「青い鳥はいない」ことが判明した。小選挙区制はブームに左右される