危機を突破する力。

著者の最新作。これまでのキャリアを振り返りながら、読書の重要性を説く。特に日本の衰退は知的衰退を主因とする沈黙の螺旋にあり、正当な批判が封印される危険性を指摘する。解決には教育改革しかなく具体的には国費留学生を提案。自己の信念に忠実で、戦闘的な生き方。それが周囲の信頼を勝ち得て来たのだろう。著作は初めてだが、論理は整然。少し読み込んでみたい。

  • 読書のキーは目次を読み込むこと。著者の論旨を把握できる。
  • 経営者は狂うがごとき気迫と確信を持たなけらばならない。
  • アリの勤勉、トンボの複眼、人間の温かい心。
  • 日本の中間層は技術と消費の両面で日本経済を支えてきた。
  • 中国の独裁政権は現時点でベターな選択。12億人の民主主義は壮大な実験