70歳になった著者が日本を憂う。内容としてはこれまでに数々の著書で繰り返してきた主張の焼き直しであるが、説得力には富む。自らの選挙での敗戦、後押しする維新の会の失速と逆風の中でもあきらめない姿は巻末の三浦雄一郎氏との対談が象徴する。道州制、税制、教育改革と提言は具体的。アベノミクスは旧来の自民+官僚政治と批判的。
- 個人が先行きに不安を感じ、「身構える」ことがGDPを押し下げる。
- 日本のメーカーが長年やってきたことが、スマホの3つのアイコンに集約される時代。
- アメリカ、中国(バブル)、日本、欧州の国家債務が4つの地雷
- 宗教問題は、つきつめればパワーゲーム。経済にゆとりがあれば軋轢は減る。
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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