2012-06-04 猫背の虎動乱始末 書評 舞台は安静の大地震直後の江戸の町。大柄だが心優しい主人公は臨時の同心に抜擢される。今は無き人格者の父親の評判とそれを慕う部下たちに支えられ、災害後の人心収拾に努める。どさくさにまぎれても事件はつぎつぎ起こるが、人情味あふれる見事な裁きを見せる。作者には珍しい時代物で雑誌の連載。明らかに東日本大震災の復興を願った作品。充分楽しめました。猫背の虎 動乱始末作者: 真保裕一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/04/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る