平成維新での提言から20年。日本は何もせず著者の予想通り泥沼につかりもがき苦しんでいる。本書でいうところの訣別とは、幕藩、明治、戦後の3体制からの脱却を意味する。政局に熱中する政治家とマスコミ、権限の保持と前例のみに執着する官僚に厳しい批判を浴びせる。具体的には道州制の導入による中央集権国家の打破。国家財政破綻によるスーパーインフレはありうるとの予想。相変わらずの大前節は健在。
- 偏差値教育が若者のやる気をそぎ、活力を提言させた。
- 社会貢献には日本人の好きなポイント制が有効。
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/11/04
- メディア: 単行本
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