染付

今回の特別展は実質2本立て。元代の景徳鎭から日本の伊万里、鍋島まで地域と時代を俯瞰する。大阪の東洋青磁博物館をはじめ、国内の所蔵品がほとんど。ベトナム、朝鮮のものが独自の発展を遂げ興味深い。中国ではやはり元代、明代初期の方が形式化せず良いように思う。日本では鍋島が現代的。最近焼物は好きになりつつあるが、芸術品か工芸品か境界が難しいところだ。作品により両者のウェートが異なるのは当然だが、出展品ではいずれもゼロではない。

http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=6502