2008-07-11から1日間の記事一覧

フランスが夢見た日本

副題は「陶器に写した北斎、広重」。日本で刊行された花鳥風物をそのまま洋食器に絵付けされた作品集。オルセーの収蔵品から。こちらは表慶館で。実は密かに期待していったのだが、やや外れた印象。特にルソー工房のものは銅版転写による量産品のイメージ。…

対決巨匠たちの日本美術

日本美術のさまざまな分野毎に巨匠をあえて対決させて、その作風の違いを際だたせるという企画だが、その出品作のすばらしさに眼を奪われる結果となった。あまり期待していなかった夏企画だけに満足度は高い。企画に経緯を表して私的な評価。 運慶>快慶 (精…

夜明けの街で

中年サラリーマンの不倫がテーマ。1人称で描かれるが、平凡な家庭の幸福と魅惑的な女性との恋愛を天秤にかけ悩む姿には思わず共感を呼び起こされ、感情移入してしまう。伏線にある15年前の殺人事件の謎解きは、時効成立に向けて一気にクライマックスを迎…