世界の富裕層を魅了する日本酒の常識

著者は奈良大宇陀の蔵元。元銀行員で海外駐在の経験もある。日本酒の目指す方向性は、純米、生酛(キモト)。あえて大吟醸ではなく、米の削りをおさえて複雑味を残す。燗酒を推奨。明治時代の税制は酒税に頼っており、醸造後早い出荷が必要だった。今後は熟成酒の時代を予想する。内容的には平易で常識の範囲内。作りてからの新たな切り口は少し感じられた。