台北プライベートアイ

台湾版探偵小説。大学教授で脚本家の主人公は、キャリアを投げ打ち台北の下町で探偵稼業を始める。卓越した推理力で仕事をこなすが、連続殺人事件の犯人として逮捕される。かっての崇拝者が彼をはめた企み。推理力と行動力で危機に挑む後半はアウトロー小説。精神的に不安定な主人公の心理描写が長く読みづらい。台湾の地理に暗いところもハンデ。まあ海外物のミステリーには手を出さない方針に戻ろう。