死の壁

長年東大で解剖学を修めた著者が、死をテーマに語ったものをまとめる。死体の人称から始まり、日本のムラ社会の独自性を鋭くつく。日本人は死によってホトケとなり戒名を与えられ、メンバークラブから脱会する。さすがに鋭い論点。他の社会批判もある意味極論の部分もあるが基本うなずける。ベストセラーとなった「バカの壁」の続編。