2022-02-10 死の壁 書評 社会 学術 長年東大で解剖学を修めた著者が、死をテーマに語ったものをまとめる。死体の人称から始まり、日本のムラ社会の独自性を鋭くつく。日本人は死によってホトケとなり戒名を与えられ、メンバークラブから脱会する。さすがに鋭い論点。他の社会批判もある意味極論の部分もあるが基本うなずける。ベストセラーとなった「バカの壁」の続編。 死の壁(新潮新書) 「壁」シリーズ 作者:養老孟司 新潮社 Amazon