逆タイムマシン経営論

近過去に立ち戻り、寝かせた新聞、雑誌の記事を読み込むことで、逆にその時々の経営判断を解析する。章立てで3つのトラップを挙げる。順に「飛び道具」「激動期」「遠近歪曲」。常にメディアは現代のトレンドをはやし立てるが、時代は徐々にステップを踏んで進んでいく。慌てず対応するには、自社の戦略を第一とする文脈で読むこと。文脈剥離が生じている場合は、時代に流されていると認識すべき。新たな視点、実例も豊富、知的な興奮を誘う経営書であった。

 

-戦略が先、ITは後

-戦略ストーリーに一般解はなく、全て特殊解になる。

-大きな変化は振り返ったときにはじめてわかる。

-環境他責は安易で鬱憤晴らしに過ぎない。

-もともと存在しない日本企業という主語はやめるべき