経営センスの論理

著者は一橋大教授で専門は競争戦略とイノベーション。本書はオンライン連載がベースになっており、全体の主張は一貫性に欠けるきらいはある。軽重おりまぜた内容だが、語彙が豊富で、企業経営としては参考になる記述も結構あり読んでいて正直面白かった。企業経営にはスキルではなくセンスが重要。天与の才を磨くしかない。引用多数。

  • 景気、業界、企業の3レイヤー。戦略が活きるのは最下層の企業。
  • イノベーションはその本質からして不連続になる。
  • アップルは「できる」と「する」の区別が明確
  • 企業経営は常に特殊解を求める
  • 経営の本質は創って作って売る
  • 問題を複雑性と不確実性に分けて考える。
  • 投資は空爆、事業は地上戦
  • 具体と抽象の往復を振れ幅大きく頻繁に行う。


経営センスの論理 (新潮新書)

経営センスの論理 (新潮新書)