サコ学長日本を語る

著者はアフリカ、マリの出身。中国へ留学、日本に興味を持ち、京大で建築を学ぶ。日本人と結婚、国籍を取得。京都精華大学で教鞭を取り、現在は学長。濃厚なアフリカ社会から見ると、日本は画一的で平淡。他人を気遣うあまり、本音をぶつけあい衝突を避ける。最終的には教育の問題。偏差値重視で肝心の人格形成がなされていないと手厳しい。道のりは遠いが、しがらみのない外国人だからこそ率直な発言と大胆な改革。地道な交流により価値観の多角化を目指していくしかない。今後の活躍に注目したい。

 

アフリカ出身 サコ学長、日本を語る

アフリカ出身 サコ学長、日本を語る