ソニーをダメにした「普通」という病

著者はソニー出身の経営コンサルタント。内外から見たソニーを実例に、大企業病に苦しむ日本企業を解析する。要はアメイカナイズである国際化。大企業病経理重視の内部統制には手厳しい。人材も製品も「機能価値」より「使用価値」を重視すべしと説く。ビジネス書らしく平易で直裁的な記述で、肯ける部分が多い。1300

  • トップは人材をControlするのでなく、Motivationすべし。CMOたれ。
  • 会社は社会と一体であるには、人材構成をそれに合致するのが理想。エリート集団は社会の感覚から遠ざかる。例は霞ヶ関
  • 多角化から本業回帰へ揺り戻しが起こっている。「選択と集中」を言い出したのはGE。

ソニーをダメにした「普通」という病

ソニーをダメにした「普通」という病