インバウンドでもてはやされる観光業の未来について語る共著。山田氏はスイス在住。アルプス山麓の小さな村が世界の観光需要を引きつける事実を説明。日本各地でアドバイスを行う。曰く「感幸地」「一期一会は一語一笑」。その地に住む人々のライフスタイルが最大のウリとなるべき。後半は藻谷氏との対談。業界の現実をするどく批判。行政、大手とも頭でっかちで地に足がついていない。プロダクトアウトでなくマーケットインの姿勢が必要。過去の実績にしがみつく地元のボスを排除し、若い力の奮起を促す。内容的には充実していたが対談部分はややくどい。
- 作者: 藻谷浩介/ 山田桂一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/11/16
- メディア: 新書
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