著者はNHK−BSで同名の番組司会を務める。日本在住の外国人を集め異文化体験を語り合う構成。おそらく知日派の集まりであろうが、かなり驚きのコメントが寄せられる。著者の持論である世間が存在する日本社会、いわゆる村縁社会が大きく作用しているという主張はうなずける。一過性のブームでなく時間をかけての文化発信が必要。中身が濃く楽しめた一冊。
- クールジャパンの3本の柱。1.ポップカルチャー 2.ハイテク 3.伝統文化
- 欧米で人間型ロボットは主受けよう的に作れない。造物主への反抗となる。
- お一人様サービスが充実するのは日本だけ。欧米では外食は社交のため。
- 西洋人は子供に良き発信機になれと教育し、日本人は良き受信機になれとする。
- 西洋は分類。日本は関係。
クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン (講談社現代新書)
- 作者: 鴻上尚史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/04/16
- メディア: 新書
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