著者は元陸自の東部総監。公表された資料から米中の戦略と極東での有事を研究する。中国は覇権主義で領土拡大のためには、実力行使も辞さない。相対的に弱まったとはいえ、アメリカの実力は世界一で強大。日本は南西諸島の防衛で連携を取りつつ、一定の抑止力を持つべきと主張。軍事のプロの目だけに説得力は十分。参考になった。
- 陸海空に加え、宇宙とサイバーの5次元
- 中国はミサイル力に優れる。飽和攻撃で沖縄を無力化することは可能
- 日本の強みは潜水艦。水中では優勢。
- 台湾では中国優位。南沙はアメリカ。展開力の差が出る。
- 作者: 渡部悦和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/11/16
- メディア: 新書
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