米中戦争

著者は元陸自の東部総監。公表された資料から米中の戦略と極東での有事を研究する。中国は覇権主義で領土拡大のためには、実力行使も辞さない。相対的に弱まったとはいえ、アメリカの実力は世界一で強大。日本は南西諸島の防衛で連携を取りつつ、一定の抑止力を持つべきと主張。軍事のプロの目だけに説得力は十分。参考になった。

  • 陸海空に加え、宇宙とサイバーの5次元
  • 中国はミサイル力に優れる。飽和攻撃で沖縄を無力化することは可能
  • 日本の強みは潜水艦。水中では優勢。
  • 台湾では中国優位。南沙はアメリカ。展開力の差が出る。

米中戦争 そのとき日本は (講談社現代新書)

米中戦争 そのとき日本は (講談社現代新書)