経営企画部が日本企業をダメにする

著者は独立系コンサルを経営。低予算で高品質の戦略立案を売りにする。本書では歯に衣を着せぬものいいで日本の企業体質と大手コンサルを批判する。タイトルによらず内容は建設的。日本の未来は決して明るくは無いが、ネガティブにならず商機をみつけることが重要。縮小するゴルフ市場で成功を収めたGDOを例に出す。あまり期待していなかったが内容は示唆に富む。

  • 事業に必要なのは戦略でなく情報。正確な情報に金を惜しんではいけない。
  • ビジネスはダーツに似ている。的を絞り勝率50%の勝負に持ち込む。
  • 戦略は味噌汁の出汁。戦略の過大評価はやめるべき。
  • 好機は準備ある者に微笑む
  • 経営者に必要な資質は、決定できることと商売上手であること

経営企画部が日本企業をダメにする

経営企画部が日本企業をダメにする