戦略参謀

ストーリー仕立ての経営指南書。舞台は郊外紳士服チェーン。成長は停滞期にあり、創業者の父親から経営を受け継いだ新社長は温厚であるが押しが弱く経営に苦しむ。経営企画室の若手である主人公は、さまざまに障害を乗り越えて社内の活性化と新規分野の開拓に成功する。全編で繰り返されるのはPDCAサイクルの重要性。経営企画部門は創業者から見れば、最後に分業される組織。社長の参謀役であると同時に分身たる必要がある。読みやすく書かれているがストーリーは出来すぎの感がある、コンサルの重要性が強調されるのは著者のバックボーンからすれば仕方ない。

  • 企業の様々な問題は成長が解決する。
  • 人性善なれど、怠惰なり。
  • 経営戦略は企業のあるべき方向に向かって挑戦的で、攻めにまわった動きをする=成功した創業者の視点

戦略参謀

戦略参謀