不本意な敗戦

残念ながら破産に追い込まれたエルピーダ。合弁での創設からマイクロンへの売却まで社長として陣頭指揮を取った著者が敗戦を語る。次代を見据え、モバイルDRAMの開発と規模を追った積極投資で成功したかに見えたが、メインバンクを持たずに金融支援を得られず、更生法の適用に到った。外資が長く、スピード感のある経営を持ち込んだのは大きな功績。旧来型の日本企業風土には厳しい批判。

  • 本来のリストラでは製品戦略があるべき。日本では人員計画ありき。
  • 勝ちパターンは愛情経営(アップル)かスピード経営(ソフトバンク)

不本意な敗戦 エルピーダの戦い

不本意な敗戦 エルピーダの戦い